ゆったりフィルム

斜陽文化のフィルムカメラをゆるく使ってお伝えしていきます

モノクロームは甘えじゃない

 どうも、最近日が長くなってきましたね。

 今日もちゃんと撮ってきましたよ。

 シライカメラでフィルムを買い込んできたり。

 面白そうなのがあったのでまたそのうち。

 

モノクロは甘えか

 今回はですね、モノクロが甘えだと、

 そう思ってモノクロやってたけど

 「案外難しくね!?」

 と思ったのです。

 けっこう「モノクロは甘え」

 って仰られる方いますよね。

 やってみると案外そうでもないです。

 というか色が黒と白の階調表現、

 つまりグラデーションでの表現なので

 考えるのがとても難しい。

 目の前にある光と色のトーンが

 どのようにして表れるのか。

 それだけを考えるようにしています。

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 Rolleiflex SL35M + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + across100)

 こういうのは僕の中では失敗作です。

 手持ちで屋内だから開放で撮ってしまっています。

 それ自体が悪いとは思いません。

 しかしこういうスナップではもう少し奥まで

 ピントが合っているほうが見栄え良くなります。

 しかもピントを置く位置も開放だと迷ってしまうし。

 場所的にモノクロに合うからといって、

 考えなしでは駄目ですね。

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 (Konica Z-up110 Super + KONICA LENS 38-110 ZOOM + across100)

 こういうのが甘えって言われるんですね。

 それなりの被写体を用意すればそれなりになる。

 確かにその傾向はあります。

 でもそれはカラーだって同じこと

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 Rolleiflex SL35E + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + Bergger BRF 400PLUS)

 僕にとってモノクロでの成功写真というのはこういう写真です。

 木の根元の表現がうまくいったかなと。

 黒い部分は影とかではなくて、濃さなんです。

 木の皮でもこれだけ表現が変わるのです。

 そして周りに明るいイチョウの落ち葉。

 これのおかげで木の根元が

 より強調出来ているかなと。

 

まとめ

 モノクロで撮ると味が出る。

 そんなことはない。

 大事なのは光と色を白と黒で、

 どのように再現するか。

 僕はスナップがメインなので

 モノクロもよく使いますが、

 モノクロが楽だからという理由ではない。

 スナップにおいては確かに

 見栄えが良くなるかもしれない。

 でもそれじゃ面白くない

 被写体や風景に頼るんじゃなくて

 自分の想像力に頼るのが

 モノクロの楽しみ方ではないかな。

 まあ、あくまで持論ですが。

 それではまた次回!