ゆったりフィルム

斜陽文化のフィルムカメラをゆるく使ってお伝えしていきます

Rollei XF35と後ピン

 どうもこんばんは。

 最近は秋雨前線のせいで晴れない。

 曇りや雨の日ばかり撮っている。

 

 さてローライのコンパクトを使っていて気付いたことがある。

 なんとなく二重像があってない気がする。

 というのは当初から感じていたが、

 晴天下での撮影が多く、ピンぼけ写真をみても

 自分のヘタクソさに嘆息するだけだった。

 つまり、絞り込んでいたおかげでピントがあっていたのだ。

 実際パンフォーカスでずっと撮ってたし。

 

 昨日現像した写真をスキャンしてみると、どうもピントが遠い。

 思ったところにきていない。

 いつものことで、また合わせ間違えたのかと思ったが、

 さすがにおかしいと感じた。

 完全にピントを合わせていい写真撮ったと思ってたら

 殆どが後ピン。

 なので一眼レフと比べたり、

 メジャーで測ったりしてみた。

 やっぱり二重像が合致する距離がおかしい。

 距離計がおかしいのならば、前からシャッターユニット分解することに。

 でも単に二重像がずれているだけなら、話はかんたん。

 調節する方法がある。

 

 の前に、後ピン写真を。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR C200)

 完全にポストに合わせていたはずなのに。

 奥の方にピントがある。

 確かこのときはF4くらいだったかな。

 無限遠で撮るときはあまり気にならないのだけど、

 ある程度近いと気になる。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR C200)

 これは看板の文字に合わせたつもり。

 ところがどっこい、合ってない。

 しかしこのカメラについたゾナーは優しいな。

 寒色系の色乗りだけど、なかなかいい色。

 今まで開放で撮って、ピンぼけを多発していたのは

 実はカメラのせいだったのかもしれない。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR C200)

 神戸元町南京街。

 これは手前のうさぎの像に合わせたつもり。

 その奥のおばあちゃんに合ってしまった。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR C200)

 大量の光があって絞り込むとやや気にならなくなる。

 絞ると普通にシャープなんだよなー。

 でも真骨頂はF4以下のぽわぽわな写りである。

 

 で、今回は二重像の調整をした。

 方法は、まずカメラに向かって右側の貼り革を剥がす。

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 すると3つのネジが見える。

 その一番上が横ずれを直すネジだ。

 これを左右どちらかに回せばいい。

 ただしそんなに回らない。

 数ミリ動かすだけで大きくずれるので根気がいる。

 無限遠で合わせるのが一番無難。

 貼り革を剥がすときは、ドライヤーでゆっくり

 温めるといい。

 その際にカメラが熱を持ちすぎないように注意。

 そんなこんなでおおよそ二重像は修正した。

 次の試写が怖い。

 レンジファインダーは、レンズからの像を

 ファインダーでみてるわけではないので、

 本当にピントが合っているのかはわかりづらい。

 それに構造上、衝撃ですぐに二重像がずれる。

 上下に分離しすぎていると、二重像が合わせづらい。

 それもネジを回して調整できる。

 

 今回はこのへんで。