ゆったりフィルム

斜陽文化のフィルムカメラをゆるく使ってお伝えしていきます

minolta XD

 どうもこんばんは。

 ついに念願のミノルタXDを手に入れてしまった。

 と言ってもジャンクでの入手。

 貧乏なものなので。

 

 とりあえずシャッターは切れて通電するみたいなので、

 落札してみた。

 電子シャッターのカメラなので、

 故障したら修理はきかない。

 なのになぜ買ったのか。

 それは、不具合が接点の汚れによるものが多いからだ。

 基盤の故障となるとどうしようもない。

 しかし、ある程度シャッタースピードが出てるのならば

 話は別なのである。

 (電子式で精度が出てないのはどうなのか…)

 

 XDのよくある不具合として、

 通電しない

 露出系不調

 ミラーの戻りが遅い

 モードの切替がうまくいかない

 が挙げられる。

 あとはミラーボックス内の点カビだろうか。

 カビは正直なかなか落とせない。

 

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 レンズは持ち合わせのMCロッコール。

 MCなのでシャッタースピード優先は保障されない。

 MDロッコールの写りよりMCの方が好きなんだよな。

 シャッタースピード優先はめったに使うことないと判断している。

 

 さて例に漏れずこの個体も、不具合だらけである。

 届いてみてまず確認してみたのは、

 シャッタースピード

 露出計

 ミラーボックス

 ミラーの戻り

 モードの切り替え

 の5点。

 笑えることに、

 シャッタースピードは低速が速いし、

 露出計は生きているものの精度が全く出ていない、

 ミラーボックス脇は案の定カビだらけ。

 ぶっちゃけカビは気持ちの問題なのでなんとも。

 レンズ交換のときにちょっと嫌な気持ちになるかも。

 カビキラーするのも気が引ける…

 

 シャッタースピードに関しては直すことはしない。

 もしかすると、注油で改善するかもしれないけども。

 ポジで撮ってみてダメダメならネガ専用機になる。

 そして、幸いだったのがミラーの戻りが正常で

 シャッターのタイムラグがないことだ。

 これは普通に直るのだが、エアーダンパーの清掃はめんどい。

 

 そして露出計。

 通電しているのならば、巻き戻しクランクの下にある

 接点やブラシを調整すれば直る可能性がかなり高い。

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 というわけで、ささっと軍艦部を開けてみる。

 外すのはかなり容易だ。

 カニ目さえ開けられる道具があれば楽ちん。

 写真の中で不具合がある箇所は、

 灰色のリード線だ。

 断線している。

 露出補正が効いていなかった気がするのでその部分かな?

 それとも感度かな?

 そしてクランク部左下のブラシ。

 一番外側だけ接していない。

 ここが露出を伝える部分なので、圧をあたえて

 正常に戻す。

 黒い部分もしっかりみがいておこう。

 これでマシになるはずだ。

 あとははんだ付けのみ。

 この週末にでも出来たらなと思う。

 

 このカメラはとても軽くて、大きさも控えめ。

 携帯性は抜群である。

 しかも3つのモードを搭載。

 黒モデルはライカの塗装技術で、

 ブラックアルマイト仕様。

 R4のベースなだけはある。

 デザイン性もかなり良い。

 可愛いカメラなのだ。

 

 仮に直らなくても、

 写真は撮れるだろうし

 ガシガシ使ってやりたい。