ゆったりフィルム

斜陽文化のフィルムカメラをゆるく使ってお伝えしていきます

Lomography CN800

 どうもこんばんは。

 人を理解する心は大事である。

 

 というわけで今日(昨日)はフォトカフェに行って

 機械式でレンズ交換可能な

 レンジファインダーのおすすめを調査しに行った。

 フォトカフェのご主人はもはや変態的なマニアなので、

 「あれがみたい触りたい」と言えば、

 すました顔でスッと取り出してくれる。

 非常にありがたい。

 ドラえもん的存在だ。

 今回は「コンタックスがみたいよ~」と泣きついた。

 すると一瞬で目の前にContax Ⅱaが現れた。

 ネットで検索してると何やらお作法があり、

 操作は難しいのかと思っていたが、

 なんということはない。

 まあでも速写には向かなさすぎる。

 ご主人いわく、人気のⅡ型でも2万円くらいが相場らしい。

 この値段は純粋な価値であって、

 そううまくはいかない。

 なんせ今はフィルムカメラ高なのだ。

 関東ではまず2万なんて値段では買えないだろう。

 業者がこっちに買い付けに来るくらいだし。

 3万までなら出す。

 旅行に支障を来さぬよう。

 と考えると、Lマウントはだめだな。

 レンズたけえ。

 人気すぎ。

 ボディはそうでもない。

 Canon7、Pなら5000円位で手に入りそう。

 でもあんまりかっこよくない。

 

 話が逸れまくった。

 フィルムの話だ。

 ついにロモの800を3本撮りきった。

 なのでみていこう。

 

f:id:gingalittle:20170123013909j:plain

 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR 50mm F3.5 + lomography CN800)

 まずは高感度らしく暗い場所で。

 夜に徘徊していたら、

 マンションの植え込みに咲いていたスイセンのようなものが気になった。

 その日はとても風が強かったから

 めちゃくちゃ撮りづらかった。

 黒はけっこう締まりが無い。

 レンズのコントラストが低いのもある?

 露光量の増減でどうなるのか。

 

f:id:gingalittle:20170123015741j:plain

 (minolta XD + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 + lomography CN800)

 花の写真に比べると黒がまだマシ。

 あれは色かぶりのせいもあるな。

 でもなんだか頼りない黒。

 

f:id:gingalittle:20170123020236j:plain

 Nikon F4 + Ai Nikkor 50mm F1.4S + lomography CN800)

 人工の灯りの下ではだいたい緑かオレンジっぽくなる。

 一眼レフのニッコールってキリッとしてるな。

 

f:id:gingalittle:20170124011040j:plain

 Nikon 35Ti + Nikkor 35mm F2.8 + lomography CN800)

 こういう炎とかは硬調なフィルムの方が良いね。

 

f:id:gingalittle:20170123020910j:plain

 (minolta XD + MD ROKKOR 45mm F2 + lomography CN800)

 一度使った写真だけどもう一度。

 発売当時は定価16000円と安いこのレンズ。

 タマ数の多い50mmの標準レンズより安い。

 50/1.7 MDで23000円。

 今では逆転しているけど。

 

 ここまでの写真は感度通り、800での使用。

 次からは1段ほど露出を増やした写真になる。

 

f:id:gingalittle:20170123203607j:plain

 Nikon 35Ti + Nikkor 35mm F2.8 + lomography CN800)

 一転してそこそこな画質になる。

 このニッコールはややピント面が太くて、色が控えめ。

 だからカリカリを期待して買った人は驚くだろう。

 露出の制御が使ったコンパクトの中では一番で、

 失敗することがかなり少ない。

 ポジを使うなら露出補正をマイナス3分の1するとちょうどいい。

 

f:id:gingalittle:20170123220606j:plain

 Nikon F4 + Ai Nikkor 50mm F1.4S + lomography CN800)

 お気に入りの一枚。

 横を颯爽とスケボーで駆け抜けていくところを

 なんとか収めようと小走りになりながら、

 必至にピントを合わせようとした。

 まあ向こうは動き続けているわけだから

 うまくピントが合わせられなかった。

 でもこれはこれでアリ。

 アウトフォーカスによって

 動いているということが分かるから。

 シャッタースピードが遅いともっと

 輪郭が崩れてしまう。

 この場合はこのくらいでよかったのではと。

 絞ればどのようになったのだろう。

 案外こういう写真のほうが面白いかも。

 

f:id:gingalittle:20170123221153j:plain

 (minolta XD + MD ROKKOR 45mm F2 + lomography CN800)

 かなり強い反射だったけど

 思ったよりも健闘してくれた。

 フジの800と比べるとラティチュードが広いかなあ。

 あっちのほうが白飛びするような。

 

f:id:gingalittle:20170123221502j:plain

 Nikon 35Ti + Nikkor 35mm F2.8 + lomography CN800)

 おきまりニーハイ。

 やわらかめのフィルムで、

 肌の調子がかなりキレイに出る。

 ポートレート用に使える。

 PRO400Hが高いなあと思う人は

 こっちを使ってもいいかと。

 感度400で使えば思ったよりもザラザラしない。

 

f:id:gingalittle:20170123223710j:plain

 Nikon F4 + Ai Nikkor 50mm F1.4S + lomography CN800)

 天気が良い日に撮れば空が澄んだ水色で美しい。

 他のメーカーとは違う青さだと思う。

 

f:id:gingalittle:20170123224052j:plain

 Nikon F4 + Ai Nikkor 50mm F1.4S + lomography CN800)

 レナード好きな友人。

 シャッタースピード速いっていいなあ。

 

f:id:gingalittle:20170124004148j:plain

 (minolta XD + MC W.ROKKOR 28mm F2.5 + lomography CN800)

 夕日で撮ると、かなり黄色くなったりオレンジになったり。

 この場合わずかの黄変が拍車をかけてるかも。

 

f:id:gingalittle:20170124004450j:plain

 Nikon 35Ti + Nikkor 35mm F2.8 + lomography CN800)

 こんな感じ。

 これは感度800だけども。

 

f:id:gingalittle:20170124005306j:plain

 (minolta XD + MD ROKKOR 45mm F2 + lomography CN800)

 露出ミス。

 夕方に撮れば夕方ってわかりやすくていいね。

 

 さてどうだっただろうか。

 軟調で色もカメラ女子が好みそうな。

 3本で1500円とかそこらだし、コスパはいい。

 これだけ写るなら十分だと思う。

 アグファのフィルムを600円以上出して買うなら、

 こっちをおすすめする。

 ロモの感度100と400も試してみたいが、

 ぶっちゃけそこはフジとコダックがいるからなあ…

 フジの800は硬調だから好みでどうぞ。

 ナチュラ1600も硬調。

 ポートラ800は高すぎる。

 どうでしょう?

 

 

Lomo 35mm カラーフィルム(3個セット)

Lomo 35mm カラーフィルム(3個セット)