ゆったりフィルム

斜陽文化のフィルムカメラをゆるく使ってお伝えしていきます

Rolleiflex SL35で秋を楽しむ

 どうもこんばんは。

 卒論ラッシュ。

 いまいちやる気が起こらない。

 そろそろ焦るべきだ。

 

 大学が京都にあるおかげで寺社仏閣に行きやすい。

 空きコマでも近場のお寺にふらっと立ち寄ることが出来る。

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 Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 立派な紅葉は撮れませんでしたとさ。

 落葉くらいしか撮れませんでしたとさ

 ボケもなだらかで良い。

 でも光の加減でいい青さだ。

 

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 Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 スキャナのくせなのかこの青み。

 でもアグファのフィルムでは青くならんかったような…

 コダックとフジは青くなる。

 なぜなのか。

 

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 Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 こんな錆びてたら標識の意味はない。

 車の通りも殆ど無い。

 それでも標識として頑張っているみたい。

 このレンズの良さはこういうところかなあ。

 優しめだけど、残すところはしっかり残す。

 

f:id:gingalittle:20161204233557j:plain (Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 京都仁和寺にある仏様。

 線の細い描写だから、

 普通に撮っても力強さとかが表れにくい。

 だからアンダーで撮る。

 仏像はアンダー目が鉄板らしいけど。

 

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 Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 一つだけ色が違う実。

 線が細いから絞って木々を撮るのには案外向いているのかも。

 こういう色がこのレンズっぽいと思っているんだけどな。

 

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 Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 梅田阪急百貨店の催事場。

 クリスマスシーズンはいつもこれ。

 ホットワインが飲めるからよく行く。

 感度100ではかなり厳しい。

 

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 Rolleiflex SL35 + Rollei Planar 50mm F1.8 HFT + FUJICOLOR100)

 アウトフォーカスにしてボケを作る。

 絞りの形のボケが欲しかったので絞った。

 どうせボケるんだからシャッタースピードが4分の1でも問題ない。

 

 写真屋さんでスキャンしてもらうのと、

 自分でスキャンするのとではかなり出来上がりが違う。

 懇意にしている写真屋さんは、そのままの写真を好む方で

 彩度やコントラストを下げて若者風の写真にはしてくれない。

 まあ、頼めばもちろんしてくれるのだろうけど。

 フィルムごとの補正をかけてきっちりプリントなり

 スキャンなりしてくれる。

 

 せめて自分の方向性だけは確立しておきたい。

 

 このカメラ、しばらく使ってなかったからか

 ふてくされている。

 カウンターが粘ってきた。

 一度軍艦部をあけて掃除しなければ。

 でも、ほんとにいいカメラ。

 

 

 

OLYMPUS-PEN FTと散歩

 どうもこんばんは。

 もう冬になってしまった。

 秋が短すぎやしないか。

 一番楽しみだったのに、

 体調を崩しまくっていて今年はあまり楽しめなかった。

 冬の写真に期待だ。

 

 ついこないだ梅田から

 ミナミの入り口難波までぶらり散歩した。

 普通に歩けば一時間ほどの道のりで、

 どの道で南下するのかでけっこう表情が変わる。

 

 まずは淀屋橋までずばっと移動。

 この間にも中之島とかあるわけなんだけど、

 中之島中之島で足止めされるから今回はスルー。

 ローライのポジ使ったときに行っている。

 

 淀屋橋から友人と合流。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 このカメラは使いやすくていい。

 シャッタースピードが最速500なのも許せる。

 だってポケットに入る一眼レフだし。

 勘露出&パンフォーカスでスナップが捗るのなんの。

 

 淀屋橋から少し北浜の方へ移動しながら南下。

 ビジネス街だけあって、飲み屋とビルだらけ。

 このあたりは大手企業の本社や支社だらけ。

 就活の時はかなりお世話になりました。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 店先に提灯ぶらさげたお店がけっこうある。

 仕事終わりに行きたいものだ。

 このくらいだとボケが暴れなくて助かる。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 ドアンダー。

 文化財に指定されている建物がちらほら。

 「古き良き」が残る。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 暴れた。

 どこかのビル前花壇だったはず。

 いやーぐるぐるボケも嫌いじゃないんだけどね。

 特徴あるレンズは嫌いじゃない。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 なんだろう、提灯撮っちゃう。

 安くておんぼろな飲み屋がいいなあ。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 こんな街なかのクレーン。

 組むの大変なんだろうなあ。

 これは船場近くだったかな。

 余談だが、南船場には「燗の美穂」という飲み屋がある。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 友人にminoltaXDを持たせた。

 撮る人は撮られる人。

 絞るとかなりくっきり写るなあ。

 ハーフでこのレベルなのはすごい。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 ミナミっぽさが強くなってきた。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 道頓堀のメインじゃないところはあまり人がいない。

 観光客もいない。

 

 散歩にはほんとちょうどいいなあこのカメラ。

 交換レンズも集めてあげたいが、

 今はミノルタにご執心だ。

 広角さえあればいいかなと思う。

 ではまた次回。

 

 

 

 

MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5

 どうもこんばんは。

 だんだん年末ムードで街がそわそわしてきた。

 今年も大晦日までバイトなんだろうなあと思う。

 まあ特にやることはないので無問題。

 

 さて今日はレンズの紹介。

gin-yuta.hatenablog.com ここで買う予定だと紹介したレンズのひとつで、

 50mmのマクロレンズ

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 左はいつもの標準レンズで、右がマクロ。

 MCは大柄だからXDにはあんまり似合わないんだよなあ。

 そんで初出動に嵐山で紅葉を撮ったんだけど、

 見事に全部アンダー。

 勘露出とは言えこれにはがっかり。

 マクロって難しいんだね…

 自分のスキャニング環境では、

 アンダーすぎるネガの救済が不可能なので

 久しぶりに店でスキャンをお願いした。

 紅葉写真は失敗したので、次の記事で色々載せるつもり。

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 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 + FUJI PRO400H)

 これだよこれこういうボケが欲しかったんだ。

 このレンズはロッコール伝説にも載っているほどらしい。

 光学系はMDになっても同じだったとか。

 かなりの長寿レンズである。

 嵐山にあるアラビカというコーヒー屋さんがオススメ。

 本店は東山にある。

 エスプレッソを頂いたが、香りが引き立つ苦味で美味だった。

 最近のエスプレッソは酸味が強すぎるところが多い。

 エスプレッソは苦味で楽しみたいものである。

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 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 + FUJI PRO400H)

 撮影意図がちゃんちゃら分からないが一応。

 京都では有名な西利というお漬物屋さんで頂いたお茶漬け。

 僕は瓜が大好きです。

 言い訳だけど、このレンズ暗い。

 ピント合わせがかなり難しい。

 XDの明るめのファインダーでもキツイ。

 こういうシチュエーションだともう分からない。

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 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 + FUJI PRO400H)

 背景が遠いとミノルタらしいボケが。

 なんというか、万華鏡みたいな感じ。

 多少うるさいがもう慣れた。

 にしても同じような撮り方で面白みがない。

 申し訳ない。

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 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 + FUJI PRO400H)

 やっと紅葉。

 前日が土砂降りだったせいで、きれいな葉が少なかった。

 しっとりとした描写だ。

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 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 + FUJI PRO400H)

 このカットは等倍撮影。

 さっきまではレンズ単体なので2分の1。

 中間リングをつけるとこんなに寄れる。

 ファインダーを覗いているだけでめちゃくちゃ楽しい!

 その分手ブレとピント合わせと露出がシビアになる。

 かなりオーバーめにして撮ってみよう。

 いつか虫を撮ってみたいものだ。

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 (minolta XD + MC MACRO ROKKOR-QF 50mm F3.5 + FUJI PRO400H)

 これは確か中間リングなしだったはず。

 はじめてのマクロだったがなかなかだ。

 というか自分が追いつけない。

 次こそ良い結果を持ってこよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラブホテル 5

 どうもこんばんは。

 忘れたわけじゃないよ、ラブホテル。

 最近モノクロサボってただけ。

 今はまたやりたくなってきた。

 

 今回はよく行く難波で。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 平行とれねえ。

 ここはホテルだったけど、もしかするとラブホじゃなかったかも。

 趣味悪すぎるよこのオブジェは。

 ペンFTには露出計ついてるけど、

 ファインダー激暗+プリズムの汚れで

 あんまり長いことファインダー覗きたくない。

 一瞬でピント合わせて勘露出で撮るスタイルが一番楽。

 おかげでピンボケ写真も何枚か生まれる。

 そしてアンダー写真も生まれる。

 モノクロはアンダーで撮る僕だけど、

 これはさすがにアンダー過ぎて眠い。

 アクロスがそんなに高コントラストではないにせよ眠い。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 偏見かもしれないけど、ラブホらしいラブホ。

 こういう格好なら分かりやすいものである。

 ほぼ道頓堀沿いのエリアで、ほとんど韓国人か中国人しかいない。

 おそらく彼らの宿泊施設として大活躍だろう。

 かなり密集しているから競争が激しそうだと

 常々感じていたが、むしろ足りないくらいではなかろうか。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 けっこう似たような字体が多い。

 個性的なものより、分かりやすいものが求められているのだろうか。

 まあ夜の街だもんなあ。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 食事とかドリンク無料って、大丈夫なのか。

 食べても大丈夫なのか。

 おいしいのか?

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROSS100)

 これはいい形。

 富士山型。

 上の方はいい部屋なのか?

 ハーフサイズカメラのくせによく写る。

 しかも一番安い標準レンズ。

 ただ、近接撮影はかなり収差が目立つ。

 ぐるぐるボケがてんこもりの写真になる。

 それに関してはまた後日。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 ちょっとおしゃれな看板。

 カフェとかにありそう。

 昼間には出入りしてる人が全くいなかった。

 確か日曜だった気がする。

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 OLYMPUS-PEN FT + F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8 + ACROS100)

 モントレーとラブホ。

 さすがに規模の違いが目立つ。

 

 面白いのは最初のやつだけだなあ。

 あとは典型的なラブホ。

 もっと個性的なラブホを求めて旅を続けたいと思います。

 

 

 

Rollei XF35と後ピン その後

 どうもこんばんは。

 寒くなったと思ったら今日はとても暖かかった。

 さて久しぶりの更新は、

 二重像を調整したローライXFのお話。

gin-yuta.hatenablog.com

 購入してからフィルムを3本ほど詰めて撮った結果、

 どうもピントが甘かったり、後ろの方にいってたりした。

 プログラムEEのため日中は絞るしかない。

 だからこそ気づくのが遅れた。

 今回はリベンジ戦である。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 これまた昼間に持ち出したので、

 できるだけ暗い場所でパチリ。

 ピントを合わせてからCDSの受光部を手で覆うと、

 マニュアルチックな撮り方が出来る。

 と言っても、シャッタースピードと絞りは組み合わせが決まっている。

 この写真はそういう方法で、開放で撮った。

 本来はF4くらいだったはず。

 このカメラの絞りは独特な形なので、

 ボケはうるさくなりがちだ。

 まあでも開放でこれなら、

 ピントは概ね合っているだろう。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 寄れないってのはなかなか難しい。

 この手のカメラだから最短はだいたい1m。

 ある程度距離があったほうがいいかなあ。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 絞るともちろんしっかり写る。

 写真やさんによると富士フイルムのフィルムは、

 赤がよく出るらしい。

 もちろん全部ではないけど。

 なんとなく、このカメラのゾナーは少し赤が出やすい気がする。

 QBMのプラナー50/1.8も赤が出やすい。

 そういうことなのだろうか。

 青くてふんわりした写真が流行りなので、

 赤で頑張ってみようかな。

 ということは紅葉の今がチャンス。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 逆光には弱い。

 そんながっつり光入れてるわけでもないのに。

 フィルム室の素材がてかてかしてて、

 これ内面反射大丈夫かよとは思っていた。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 右も左も滲んじゃう。

 ゴースト祭り。

 ハレ切りしたい。

 なんとかうまい具合に生かせないだろうか。

 人物でも撮ってみるか。

f:id:gingalittle:20161119205251j:plain (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 かと思えばスッキリした描写もする。

 順光で撮ればね。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 昼と夕方。

 夕方撮った開放の甘々な方が好きだ。

 ぼやっとしていて面白い。

 これはモノクロのほうが面白いかもしれない。

 フォマの100か200でも詰めてみよう。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 黄昏時の不安定さをよく表現してくれている。

 味わい深い。

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 (Rollei XF35 + Sonnar 40mm F2.3 + FUJICOLOR100)

 最後はしっかりと。

 今回は縦位置で撮ることが珍しく多かった。

 40mmの画角のおかげか。

 ピントのズレも直ったことだし、

 これからも使っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真の価値

 ってどこにあるのだろう。

 絶対的で普遍的な基準があるのか。

 そういう唯美論を唱える人もいるだろう。

 逆に自分の中に基準があって、

 自分のために写真を撮るのか。

 

 芸術にはつきまとう問題で。

 僕は写真を始める前に、クラシックをやっていたから

 唯美論の中にいたわけで。

 楽譜通りに弾くことが良しとされていた。

 でも、はるか昔から楽譜通りに弾かない人もいた。

 モーツァルトだって楽譜通りに弾かなくて怒られていたらしい。

 

 人の手本となる人はもちろん楽譜通りに弾くべきなんでしょ。

 でも、芸術家はそうじゃない。

 感性で勝負するのだから。

 他に負けないアイディアや手法を発見すること。

 それが美しくなくたっていいと思う。

 

 唯美論に飽き飽きして、クラシックやめて。

 バンド組んだり、一人で曲書いたり。

 そこでなんとなく、自分の中の価値観みたいなものが

 初めて生まれた。

 

 僕の中の写真の価値は、

 楽しく撮っているかどうかに尽きる。

 わくわくしながら、ドキドキしながら撮る写真というものが好きだ。

 観たらどきどきしたり、ワクワクする写真がすきだ。

 

 その中に重厚なものがあって、「すごい」と感じる写真は

 既に死んでいる気がする。

 

 そういう気持ちを知ったからこそ、

 もう一度クラシック本気でやろうかな。

 たぶんやらないけど。

 

 それでも、

 小さな芸術家になりたいものである。

 

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 (minolta XD + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 + FUJI記録用100)

ロッコールレンズに惚れる

 どうもこんばんは。

 体調も良くなってきたので、そろそろ快活さを取り戻したい。

 ようやくミノルタXDの試写が終わった。

 

 レンズはいつものMC50mmF1.7。

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 (minolta XD + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 + FUJI記録用100)

 少し絞ったときの描写がたまらなく好きだ。

 標準レンズを選ぶにあたって、オートからMDロッコールまで調べたが

 このレンズが個人的に一番良い。

 まずは緑の乗り方が大変好ましい。

 いつもローライのプラナーばかり使っていて、

 あのレンズは赤がキレイに出るけど緑は普通。

 ロッコールレンズはしっかりと乗ってくれる。

 前回は感度400(スーペリアエクストラ)だから色乗りが

 控えめだったのもある。

 そしてクールな描写じゃなくてあったかいのがいい。

 非常にバランスの取れた描写だと思う。

 解像力だけならオートロッコールが開放からシャープだ。

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 (minolta XD + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 + FUJI記録用100)

 今回はというかこのカメラではほとんど勘露出だ。

 使い方としては間違っているかもしれないが、あくまでジャンク流れだし。

 露出の精度もそこまであてにしていないというか、

 ファインダーのランプはみていない(目には入る)。

 この写真ももっとしっかりとザクロを写すつもりだったが、

 これはこれでいいことにしよう。

 暗部もそこそこ描写してくれている。

 右端の黄色いモヤは、スキャナーのバックライトの写り込みである。

 ネガの端が薄いとこうなってしまう。

 もう、諦めた。

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 (minolta XD + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 + FUJI記録用100)

 やんちゃ犬。

 実際よりも毛並みが良く写っている。

 これから紅葉を撮るときにはもっと堅い写りの方がいいのかと悩む。

 一眼レフとコンパクト、そして中判各1つの編成で行くと思うので

 特に一眼レフは何を使うかじっくりと決めなければ。

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 (minolta XD + MC ROKKOR-PF 50mm F1.7 + FUJI記録用100)

 ボケに関しては好みが別れるところだと思う。

 手放しにキレイだとは言えない。

 なんというか丸いボケだ。

 固いボケじゃないだけで十分である。

 

 そんなこんなでロッコールレンズを増やしたい。

 幸いロッコールはかなり安い部類に入る。

 フランジバックが短くてデジタルでも使えるボディが限られるとか。

 

 今回目を付けたレンズは4つ。

 まずは広角。

 R型ライカのエルマリートの兄弟とか言われているやつ。

 MC W.ROKKOR-SI 24mm F2.8。

 

pakira3.sakura.ne.jp ここによると、レンズ構成は似ているが、コーティング位置などは違うらしい。

 写りに関しては、普段よく拝見する

blog.livedoor.jp こちらのブログを参考にした。

 歪みもなく、かなり良好な写りである。

 24mmという焦点距離もなかなか魅力的だ。

 うまく使いこなしてみたい。

 ヤフオクをみていると、1万円以下で買えるようだ。

 

 次はMD ROKKOR-X 45mm F2。

 80年台のレンズらしく、かなりしっかり写る。

 開放からキレるらしい。

 パンケーキなのもかわいくて嬉しい。

 ヤフオクだと5000円から1万数千円というところ。

 

 次はMC  MACRO ROKKOR 50mm F3.5。

 マクロならではのとろけるボケが美しい。

 等倍撮影用のリバースリングも一緒に手に入れたいところだ。

 

 そしてMC TELE ROKKOR-PF 100mm F2.5だ。

 中望遠は85mmでF2とF1.7があるが、このレンズの描写のほうが

 優れている気がする。

 まあ焦点距離が違うので同じように比較できないかもしれないが。

 

 大阪に行って探してみよう。

 ではまた次回。