どうもお久しぶりです。
卒業研究や勉強で少し間が空いてしまった。
というわけで、今回はレンズの紹介。
前も少しだけ触れたロシアンレンズ。
Helios44というレンズ。
文字も掠れていて年季が入っている。
けど光学の状態はそこそこ良いといったところ。
このヘリオス44にはかなりの種類があって、
マルチコーティングだったり自動絞りだったり。
この44Mというモデルは、モノコーティングで
自動絞りです。
なぜマルチコーティングを選ばなかったのかと
言われると、モノコートは安いし出回ってる量が多いから。
つまり市場価格が安い。
そして、マルチコーティングでも逆光には極端に
弱いということ。
某M42レンズを解説しているサイトで、
このモデルの写りが一番良かった。
何がよかったというとその中では
フレアが一番出ていなったこと。
マルチコートであろうがフレアが出まくりの
モデルがあるようだ。
その辺を気にする方は慎重にモデル選びをするといい。
このレンズの歴史やモデル比較は
某サイトを参考していただきたい。
さて、実際の写りである。
今回はニコンのフード、HS-9を使用した。
(Rolleiflex SL35 + Helios-44M + FUJIFILM PRO400H)
なんと安らかな寝顔なのか。
人もカンガルーも寝顔は一緒だ。
さてお分かりの通り、フードをしていても
青白っぽいフレアがでている。
解放だと本当によくでる。
結像はまあまあといったところ。
解放からそこそこシャープだが、
切れがいいエッジではない。
むしろだいぶやわらかい。
カンガルーの後方にはこのレンズの特徴である
ぐるぐるボケが出ている。
日の丸構図で撮るとわかりやすい。
使用フィルムがPRO400Hのためカットによっては
かなり青くなることもあった。
(Rolleiflex SL35 + Helios-44M + FUJIFILM PRO400H)
生田神社で女の子をモデルに何枚か撮ったのだけど、
これがどのカットもとても青くなった。
無補正だとびっくりの青さで、さすがにレタッチ
せざるをえなかった。
これでもまだ抑えたほうだ。
何が原因で青くなるのか考えたところ、
輝度差が一因かと思う。
生田神社で撮ったときは、背景が暗く
人物が明るかった。
オーバー目に撮ったのも要因だろうか。
しかし世の中のPRO400H好きが思うような
青さではない。
あの透明な青さは良いレンズとレタッチあってのものである。
普通に考えてあんなに青くなるわけがない。
ましてやそんなものがプロ用のフィルムになるわけがない。
PRO400Hを使うとあんな青さが出ると思ってるなら
それは大きな間違いである。
PRO400ユーザの市橋織江さんの写真が
若者のトレンドになったためこのような事態が起こった。
彼女も、「撮るときは」何もしていないと言っている。
マミヤのRB67かRZ67か使っておられたと思うけど、
絞り優先しか使っていないらしい。
じゃあなんで青くなるのかと言えば、
プリントの時に青くしているのだ。
彼女は自分で焼いているから、色調の塩梅は
彼女の腕次第である。
まあ青くしてコントラスト下げたらいい話。
実際はそんなに簡単ではないけど。
(Rolleiflex SL35 + Helios-44M + FUJIFILM PRO400H)
今回のニーハイ写真。
実に悩ましい絶対領域だ。
これは確かフードをつけなかった気がする。
青白いフレアががっつり。
(Rolleiflex SL35 + Helios-44M + KODAK PORTRA400)
これは前ポートラ400で撮ったもの。
ポートラのほうが粒状度高いかな?
ちょっと絞ってあげるとかなりシャープになって
フレアもおさまる。
さて今回はこの辺で。
また次回。

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